11年目の東日本大震災の被災地を訪ねる旅

石巻・女川・松島海岸 2022/11/26~11/28 3日間

に行ってきました!

※報告(以下)は、コディネーターの野津先生が書かれた文章です。

 

今回のツアーは、愛知県を中心に、横浜、京都、岐阜から17名の方が参加されました。

参加者の内訳は、一般の方5名と保育関係者12名でした。

 

☆第1日目☆

13時仙台駅集合後、石巻市の私立・なかよし保育園を訪問し、元園長の大橋巳津子さんの話を聞きました。

震災当時の話では、死ぬかと思うような大きな揺れの中、保育士さんたちは子どもたちに覆いかぶさり守られました。園舎は床上浸水し、最後の子どもが帰宅したのは2日後。写真のようにボートに乗って帰りました。その後の復旧活動の話もしていただきました。

(写真は大橋巳津子さん提供)

終了後は、陸前小野駅前の「空の駅」というおのくん人形の店を訪問しました。

宮城県東松島市は、東日本大震災の大きな被害が出た場所で、犠牲者は、死者1,109 名、行方不明者24 名を出しました。全壊・大規模半壊・半壊の被害は、全世帯の約73%、一部損壊を含めると全世帯の97%に達したとのことです。
震災後、同市の小野地区の仮設住宅に住む女性たちが靴下を使いソックモンキー作りを始め、「おのくん人形」と命名。現在、仮設住宅は撤去され、陸前小野駅前に開設されたショップ「空の駅」となっています。ここでは買い物タイムとしました。

 

☆第2日目☆

2日目の企画は、旧大川小学校を訪問し、ご遺族の佐藤敏郎さんの話と見学です。

この場所で74名の児童と10名の教職員が津波の犠牲となりました。

佐藤さんは、元中学校の教師でしたが、震災で娘さんのみずほさんを亡くされ、現在は語り部の活動をされています。参加されたみなさんは、佐藤さんの話に、目を潤ませて聞かれていました。

(説明される佐藤さん)

(旧・大川小学校校舎全景)

 

昼は、女川町のシーパルピア女川に移動し、昼食とお買い物タイムです。

全員でまぐろ丼のお店でおいしい海鮮丼を食べました。

女川町は震災前に1万人いた住民が6千人に減少しています。高い防潮堤を作らず、海と共生する道を選ばれました。食事をし、買い物をするのも復興支援につながります。

午後は、みやぎ東日本大震災津波伝承館と旧・門脇小学校遺構を見学しました。この場所は、東日本大震災で最も犠牲者が出た場所です。参加されたみなさんも様々な思いを巡らせながら見学されたようです。

(写真・石巻伝承館で係の方から説明を聞きました)

(写真・旧門脇小学校の遺構)

 

☆第3日目☆

快晴にも恵まれ、晩秋の日本三景松島観光を満喫しました。

(写真・五大堂から見た松島湾)

(写真・国宝瑞巌寺本堂)

 

☆宿泊先☆

今回の宿は、感染症対策を考慮し、2泊共、ビジネスホテル(シングル)としました。

・1泊目・バリューザホテル東松島・矢本

・2日目・ホテルルートイン石巻河南

仙台からの移動は、地元の日本三景交通さんにお願いし、ゆったりと移動できました。

(旅と書かれたデザインが目印★専用車での移動)

最後は海鮮丼の写真です。やはりグルメも欠かせません。海鮮丼はおいしかったです。

以上野津先生のブログの内容でした。今までの東日本大震災ツアーのブログものっています。

ぜひご覧ください★以下 URL

東北の保育者たちに学び、備える~巨大地震が来る前にできること (fc2.com)

 

東日本大震災ツアーは、多くの方に現状を見ていただき、今後もし地震が起こった際にはどうしたら良いのか自分自身で対策も考えていけるようになってほしい、そして多くの人へ広まってほしいと願い企画されたツアーです。また、1年1年、月日が経つにつれて被災地は、少しずつ変化していきます。あれ?ここに道があったっけな?など小さい変化が見られます。またご一緒に移り変わりを見に行きましょう♪ 今回1泊のみでのご参加の方もいらっしゃいました。そういった日程でのご希望等ございましたらお気軽にお問い合わせください。