2019年12月5日~8日/9日

?日韓友好は市民の力で?

北東アジア平和共存のための春川フォーラム参加と日本語を学ぶソウル市民との気楽な交流の旅

 

こんにちは。富士ツーリストの新入社員の福田と申します。

今回は、この韓国で行われました春川フォーラム、ソウル旅行に特別に参加させていただきました。

私自身韓国の南部に位置するテグという町で3年間暮らしておりましたが、春川で毎年日韓フォーラムが行われていることを知りませんでした。すごく素敵な旅だったので、ぜひ次の機会に参加していただきたく、今回参加をしてみた感想や、ソウル観光について紹介をしたいと思います。

春川フォーラム

韓国の翰林聖心大東アジア平和研究所と翰林大日本学研究所が、江原道・春川の翰林大キャンパスで「東北アジア平和共存のための韓日平和フォーラム」を開催しました。フォーラムには韓国から姜昌一(カン・チャンイル)韓日議員連盟会長、金亨錫(キム・ヒョンソク)延世大名誉教授、李洙勲(イ・スフン)前駐日大使、日本から糸数慶子・前参院議員、小森陽一・東大名誉教授、秋葉忠利・前広島市長など多くの方々が出席しました。

出席者は「日韓の友好関係は市民の力で」と日本語で書かれた横断幕を広げるパフォーマンスを行い、北東アジアの平和共存をテーマに講演、対談、フォーラムと総合討論も行いました。

 

参加をして驚いた事:座席が足りなくなるほど多くの参加者が!!

団体での参加が多かった中、個人で参加される方もいらっしゃいました。なんと中国からのお客様もいらっしゃいました。今韓国、日本ではどんなことに力を入れているのか、発表をし合い、韓国から学ぶことも沢山ありました。韓国の翰林大の学生たちがお手伝いをしてくれました。

フォーラム後はホテルで歓迎会が行われました。韓国伝統舞踊(韓国各地域によって異なるアリランの歌)を披露していただき、バンド演奏や合唱など、お酒を飲みながら交流を楽しみました。

日韓関係が冷え切っている今だからこそ、私たち一般市民が一緒に手を取り仲良く、話し合いを通してお互いを理解しあう事が大切だと改めて気づくことのできた、良い機会でした。

 

さて、せっかく韓国に来たのですからソウル市内ももちろん観光をしてきました。

いくつか印象に残った出来事を紹介をさせていただきます。

 

韓国最北端に位置する江原道・高城の統一展望台

展望台までは階段で登りました。遠くに見えるのが、北朝鮮です。

大使館前慰安婦像

この真冬で寒い中、慰安婦像の横にはテントがあり、女の子が2人見張りをしていました。話を聞くと交代に24時間見張りをしているそうです。ツアー参加の方々が、「日本が酷いことをしたね、ごめんね。これ些細ですが。」と寄付を渡したところ、笑顔でありがとう。と受け取ってくれました。

そして、バスが出発する寸前にその女の子たちから、沢山のカイロをもらいました。「24時間寒い中外にいるのに、そんなにもらったら、あなたたちの分が無くなっちゃうじゃない。」というと、「良いんです。私たちのお礼の気持ちです。受け取ってください。」ととても暖かい返事が返ってきました。

日本が今まで韓国にどんなことをしてきたのか、その歴史を私たちがしっかり学ぶことで、お互い理解を深め、共生が生まれると思います。日韓関係が冷え切ってる中、こんな温かい出来事があり、優しく接してくれたその子たちにとても感謝をしています。

 

西大門刑務所

日本統治時代の1908年に朝鮮半島初の近代刑務所として建設。韓国が独立後は1987年までソウル刑務所として運用された。

独立を求めて闘った多くの独立運動家が投獄、弾圧された。監禁や拷問が行われ、多くの死者が出た。

また独立後も朴正熙大統領の独裁政権時代、民主化を求めて闘った民主化運動家が投獄、弾圧された現場になった。

ソウル市民との交流会

ソウルに住む、日本語を勉強している韓国の方々と交流会をしました。自己紹介やお互いに質疑応答、歌を披露してくれました。

皆さんとても日本語がお上手で驚きました。私も韓国語通訳をさせていただき、とても楽しく、素敵な時間でした。

お酒を飲みながら韓国の方と気楽に話すという機会は日本ではなかなかできない為、とてもいい機会だと思いました。

 

その他、ソウルに新しくできた植民地歴史博物館近代歴史館、オプショナルツアーでは水原など行きました。

 

?次回予定の韓国ツアー情報?

韓国人被爆者が大勢暮らしている韓国の南部に位置するハプチョンという村に行き、直接韓国人被爆者の方々から話を聞くツアー

韓国の伝統(食事、風景、お茶菓子、伝統舞踊など)を体験するツアー

を企画中でございます。ぜひ沢山のご参加をお待ちしております!