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    台湾のレシートは捨てないで!旅行者にも当選の可能性がある統一発票の宝くじ

    台湾でコンビニやスーパー、百貨店、レストランなどを利用すると、細長いレシートを渡されることがあります。金額を確認したあと、そのまま財布の奥にしまったり、ホテルのごみ箱に捨てたりしている方も多いでしょう。ただ、このレシートには買い物の記録とは別の役目があります。台湾で「統一發票」と呼ばれるレシートには番号が付いており、その番号を使った抽選が2か月ごとに行われています。旅行者が受け取った統一發票も対象なので、台湾旅行中に何気なく受け取った1枚が当選していることもあるのです。

    しかも最高賞金は1000万台湾ドルです。高額な買い物をした人ほど当たりやすくなる仕組みではなく、発行された統一發票の番号で決まります。コンビニで飲み物を買ったときのレシートでも条件は同じです。台湾旅行から帰国したあとも、すぐにレシートを捨てず、抽選日まではまとめて保管しておくと、この台湾独特の制度を楽しめます。


    目次

    レシートが宝くじになる台湾

    統一發票の抽選制度は、単なる観光向けの企画ではありません。制度が始まったのは1951年で、消費者が店からレシートを受け取る習慣を広げ、売上を正しく記録させることが目的でした。買い物客にレシートを受け取ってもらえば、店側の売上も記録として残ります。そこで発票番号に賞金を設け、消費者自身がレシートを求める仕組みを作ったわけです。税収確保のために始まった制度が70年以上続き、今では台湾の日常生活にすっかり定着しています。

    現在は紙の統一發票だけでなく、電子発票も広く使われています。店頭でもらう細長い紙には、英字2文字と8桁の数字からなる発票番号、購入日、金額、店の情報などが印字されています。通常の統一發票の当選確認で見るのは、このうち8桁の数字です。レシートの下部にQRコードが付いているものも多いため、日本の会計レシートとそれほど変わらないように見えますが、その紙自体が抽選番号を持っています。コンビニ、スーパー、ドラッグストア、百貨店、飲食店など、統一發票を発行する店で買い物をしたら、まず番号があるか確認してみてください。


    旅行者も当選の対象

    日本から台湾を訪れた旅行者も、統一發票の当選対象です。台湾の国民だけに限定された制度ではなく、外国人が賞金を受け取る際の本人確認書類として外国のパスポートや居留証が認められています。そのため、台湾旅行中に自分で買い物をして受け取った統一發票なら、日本人旅行者にも当選の可能性があります。国籍によって抽選番号が分けられるわけでもなく、台湾の人が持っている発票と同じ番号で抽選されます。

    ここで覚えておきたいのが、外国人旅行者向けのVAT還付を受けた買い物です。台湾では一定の条件を満たす外国人旅行者が対象商品の税金を還付してもらえる制度がありますが、その還付を申請した統一發票は宝くじの賞金を受け取る対象にはなりません。一般のコンビニ、飲食店、スーパーなどで受け取った発票を保管しておく話と、税還付を利用した買い物は分けて考える必要があります。台湾旅行でブランド品や家電などを購入して税還付を受けた場合には、その発票を通常の買い物でもらったものと一緒にして考えないようにしてください。


    抽選は2か月に1回

    統一發票は1月と2月、3月と4月というように2か月単位でまとめられ、奇数月の25日に抽選されます。1~2月分は3月25日、3~4月分は5月25日、5~6月分は7月25日、7~8月分は9月25日、9~10月分は11月25日、11~12月分は翌年1月25日です。数日間の台湾旅行なら、帰国した時点ではまだ抽選されていない場合も多いため、日本に戻ってから確認することになるでしょう。

    賞金は、8桁すべてが特別賞の番号と一致すると1000万台湾ドル、特賞なら200万台湾ドル、頭獎なら20万台湾ドルです。さらに頭獎の番号と末尾7桁が一致すれば4万台湾ドル、末尾6桁なら1万台湾ドル、末尾5桁なら4000台湾ドル、末尾4桁なら1000台湾ドル、末尾3桁なら200台湾ドルとなります。8桁全部が一致していなくても、その時点で終わりではありません。まず末尾3桁を見て、合っていれば4桁、5桁と左側へ確認していくと早いでしょう。台湾で数日過ごせばレシートが10枚、20枚とたまることもありますから、帰国後にまとめて番号を見るのも台湾旅行後のちょっとした楽しみになります。


    当たったらどうする

    当選した場合には領賞期限があります。原則として抽選翌月の6日から3か月間が受取期間となっており、期間内に手続きを行います。紙の電子発票証明聯を持っている場合、指定された金融機関で賞金を受け取れます。1000台湾ドルの五獎、200台湾ドルの六獎など一部の賞は、指定されたコンビニやスーパーでも現金、商品、電子マネーへの交換に対応しています。外国人旅行者が窓口で受け取る場合には、当選した統一發票とパスポートなどの本人確認書類を用意します。

    賞金額によっては税金も関係し、1万台湾ドルの三獎以上では20%の所得税が差し引かれます。最高賞の1000万台湾ドルが当たった場合も、1000万台湾ドル全額をそのまま受け取るわけではありません。それでも、数十台湾ドルの飲み物や軽食でもらった1枚から高額当選が生まれる可能性があるところが、この制度のおもしろさでしょう。台湾滞在中に抽選日を迎えた場合はその場で確認できますし、帰国後に抽選される場合は発票の対象月と受取期限を確認しておけば、当選を見逃さずに済みます。


    帰国しても捨てない

    台湾のレシートを保管するときは、買った商品の明細よりも、発票番号が印刷された紙を残しておくことが肝心です。電子発票証明聯には発票番号、日付、金額などが記載されているので、台湾旅行中は財布やパスポートケースなど決まった場所にまとめておけば十分でしょう。レストランの注文票やクレジットカードの利用票など、発票番号がない紙は統一發票とは別物です。会計時に複数枚渡された場合は、英字2文字と8桁の番号が印刷されている紙を確認してください。

    台湾ではレシートを受け取るという日常的な行為に、税制度と宝くじが組み合わされています。1951年から続くこの仕組みを知っているだけで、コンビニで水を買ったときも、レストランで小籠包を食べたときも、会計後の小さな紙の見え方が変わってきます。台湾旅行から日本に戻ったら、すぐに財布の中を片付けるのではなく、統一發票だけは抽選日まで残しておいてください。最高1000万台湾ドルだけでなく、末尾3桁一致の200台湾ドルから当選があります。台湾旅行のレシートは、会計が終わった時点で役目を終える紙ではないのです。



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